昼過ぎ鳥取に帰郷。 年末なのに駅は閑散としていた。コロナだからではない元々、人が少ないのだ。この街も変わらねえなあ、とやさぐれ気味にハンバーグ師匠のフレーズを呟いてみる。なんだか母親のハンバーグが食べたくなってきた。最後に食べたのはいつだろ…
「チェンソーマン」 面白い。単純に善悪を対立させないところに引き込まれる。その分、少し読みにくいので何回か読んで楽しんでいる。 「ブルーピリオド」 男子高校生が東京藝大を目指すところから始まる。絵が上手くなる過程がほど良く専門的で面白い。絵画…
故郷にいる兄夫婦が新居を建てている。完成は8月なのでもうほとんどできているという連絡を今日、母からもらった。「新築祝いを送った方がいいのかしら」と母に聞いたら「もちろん、なんでもいいから送りなさい」と返された。 なんでもいいと言ってもねえ。…
「若者に贈る美しい生物学講義」を読んだ。内容は雑学的内容ではなく、膜の構造、代謝、発生など学術的な知識を元に生物の歴史、多様性などについて書かれている。発生、ATPなど生物で習った記憶がうっすら蘇ってきた。 思えば、高校の時の勉強は怠けてばか…
大阪に住みはじめて6年がたった。 住みはじめて2、3か月のころ、パンクを自転車屋に直してもらったら「はい、500万円ね」と言われてもじもじするしかなった。こんなところでやっていけるのだろうかと心配になった。 そうかと思えば電車の中で妊婦に席を譲っ…
関西の緊急事態宣言が解除になったので同期と2人で梅田に出かけた。諸々、用事を済ませた後にゴンチャでウーロンティーのタピオカを飲んだ。実は初タピオカだった。ブームがちょうど去年の今ぐらいからだった。タピオカのために行列している同世代のカップル…
「生き延びるためのラカン」が面白かったので、引き続いて斉藤環さんの「承認をめぐる病」を読んだ。 著者は学校空間において「キャラ」が重要と説く。キャラとは例えば「いじられキャラ」、「天然キャラ」、「オタクキャラ」などである。そのキャラの母体は…
斉藤環 著「生き延びるためのラカン」を読んだ。ジャック・ラカンはフランスで一番有名な精神分析家ではあるが、その著作、講義はあまりにも難解を極める。だからこそ分かる人にはものすごいインパクトを与え、ラカン信者と呼ばれる人もいる。本著作はそんな…
「趣味はなんですか?」と聞かれたら「読書です」と答えるようにしている。と、言っても国語の授業が好きだったわけでは無い。国語の授業が面白いと思った記憶がない。勉強の対象になってしまうといくら好きなものでも途端につまらなくなる。やはり、小説は…
「ルカ」という言葉をご存知だろうか。キャバ嬢の名前ではない。地球に生命が誕生したのは38億年前のことだそうだ。古代の地球の海で有機物が集まり最初の生命が産声を上げた。それを「ルカ(全生物最終共通祖先)」と呼ぶそうだ。 「生き物の死にざま」(稲垣…
夕方、散髪に行った。大学1年生の時から行っているお店なのでかれこれ5年は行っていることになる。 「お客さんはどうですか?」 「全然来てくれないです。21年やっているんですけど、開店した最初の月より売り上げが低いんですよ」 髪は定期的に切るもの。自…
いてつくような夜の寒さ。大学生の時、深夜まで飲んだ帰りに自転車をこぎながら、夜空を見るのが好きだった。好きなAMラジオを聞きながら冬の大三角を見るのは悪くない。大阪といえど深夜3時近くになると星がよく見える。そんなキザな自分に浸らせてくれるペ…
なんか、、つまんない!! って叫びたくなるくらい社会の閉塞感に鬱々としています。ロケは飛ぶわでてんやわんやです。 と、言いつつ先日は高知のむろと廃校水族館でロケでして。大阪から車で4時間半。高知空港からでも1時間半。立地はかなり悪いんだけど、…
「経済的には東日本大震災レベルの痛手になるかも」と、2週間くらい前にテレビの経済評論家が言っていた。これを見て「そりゃ、あなたいくらなんでも大げさよ」と鷹を括っていた。この時点ではインフルエンザと同じく季節性のものだからいくら騒いでもそのう…
昨日、本屋で爆買いした時の話。 10冊ほどの単行本、文庫本を抱え、レジへ向かう途中、田中みな実の写真集を発見。妖艶な表情で僕を見つめる田中みな実。「この野郎やる気か?」とこちらも臨戦態勢に入る。写真集を鷲掴みにし、見事、購入。 と言うのは嘘で…
3日(月) 担当番組のオンエア。 4日(火)奈良の精肉店でロケハン。 牛の飼育から販売までを担っている お店で、販売する肉は全てA5ランク。 食べたい。 仕事帰りにビールを買うか迷う。今月は 散財しているし、チューハイにするか 悩む。 こんな事ではA5ランク…
26日(日) 覚えていない。 27日(月)雑務を終え、ロケのため奈良で宿泊。 最近の担当番組で宿泊は珍しい。 28日(火)ロケ。ずーっと路線バスに乗るロケ。 夜遅くまでのロケだったので 和歌山にて宿泊。夜、ディレクター、 カメラマン、音声、自分とで 近くの居…
今年、最初の小説は「坊ちゃん」を読んだ。 漱石好きだねえと我ながら思う。 改めて読むと初めて読んだ中1の時とは違った読み方が出来る。 「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。」という冒頭。 江戸っ子の青年が愛媛県に赴任し、物語は展開され…
前日の飲み過ぎで寝坊。 慌てて、大阪行きの高速バスに乗る。 ディレクターには「渋滞で遅れます」と嘘をつき、夕方に出社。 毎年、年末年始は5日ほど実家で過ごす。実家のぬるま湯に浸かりきると年始の仕事は何とも言えない倦怠と憂鬱に襲われる。でも、今…
一年の計は元旦にありという言葉があるくらいで、気持ちを新たに今年こそはと意気込んでいる人も多いだろう。 その一方で、新年気持ちも新たに目標を立てるが、1ヶ月と続かない人もいるし、3日と続かない人もいる。強者(つわもの)になると1日で忘れる人もい…
元日の昼下がり鳥取に帰った。どんよりとした雲が山陰らしい。実家に到着すると玄関先に紫陽花が赤い花をつけていた。「狂い咲きか?」と母に尋ねたら去年の梅雨に咲いていたものの色が変化したそうだ。物心ついた時には自宅の玄関先に植っていた紫陽花にそ…
大晦日の朝は年賀状を書いた。書いたと言っても一人だけだ。面倒くさいことをと我ながら思うが自分が返して欲しいから、貰って嬉しいから書くのである。LINEやTwitterなどもっと簡便に済ませる方法もあるが、やはり手書きのメッセージには敵うまい。 書いた…
今年の振り返りということで、私としてもやはり「ギャル語流行語大賞」は避けて通れませんわな…(なんでだよ)。 1位 KP→乾杯の意味 2位 ぴえん→可愛く泣いているニュアンス 3位 わかりみが深い→よく分かる、共感の意 全て一度も聞いたことがない。でも、流…
本について。今年は読書メーターによると66冊の本を読んだそうで。去年が76冊だったので数でいうと減った。もう少し読みたかったなあ。 今年のベスト3を挙げるとしたら「命売ります(三島由紀夫)」、「伊集院静の贈る言葉(伊集院静)」、「砂の女(安部公房)」…
凄まじく忙しかった師走も気づけば終わる。 働き、飲み、働き、飲みを繰り返し、体力も金もずいぶん消耗した。あとは帰省するのみだ。ところが、今年はそうもいかない。大晦日と年始も仕事なのだ。さすがテレビ業界。 もう少し頑張ろうか。
もう過ぎた話だが、機会があったので道頓堀のハロウィンを傍観してきた。 ハロウィンについてはもう世間で議論され尽くした感がある。否定するのも、寛容なフリをして肯定するのもなんだかダサい気がする。 なので傍観してみることにした。 傍観もズルいのか…
10月27日(日)が兄の結婚式だった。 式は9時からで披露宴は11時。時間が早いのは、その時間でしか予約できなかったからだそうだ。 当初の予定では前日の夜に鳥取に帰ることにしていた。しかし、そんな日に限って、収録データのトラブル。21時になっても目処が…
もう寒くなってきた。と、思ったら10月も終わるんだな。 適温な秋めいた日がまだ無い。 10月の頭は暑かった。26、27度はあって、半袖で丁度いいくらいだ。そうじゃなくて、長袖シャツで快適な日が欲しいんだが。そう言ってる間に冬になるんだろうな。そんな…
社会人になるとき、母親に「お金が貯まったら礼服を買いなさい」と言われた。 「急に必要な時、困るから」という理由だ。死ぬ人が「1週間後に死ぬんで、ヨロシク」と教えてくれるわけもなく当然の理由だ。でも、人が亡くなるのに備えて服を買うなんてのは嫌…
高校生の時、母親が作ってくれた昼の弁当を教室でむしゃむしゃ食べていたら、一緒に食べていた友人が僕の弁当を見るなり「茶色!緑がないなあ」とのたまった。昨晩の揚げ物の残りをメインにミートボール、卵焼きが敷き詰められた僕の弁当はたしかに茶色かっ…