人見知りの生意気

夏目純と申します。日々の記録を。

大人になっても引き算出来ない

「引き算の美学」なんて言葉がある。

服装も言葉も食べ物も引いていく事で洗練させていく。

給料日前だから金がない。

昼は100円程の「関西風 肉うどん」のカップ麺を食べる。

これだけでは足りないからご飯を炊き、ご飯にふりかけをかける。

さらに、カップにお湯を注ぐ前に、キッチンにあった乾燥わかめと天かすを足してみた。

お湯を注ぎ、ずるずる麺をすすり、おつゆをごくりと。

悪くないな。

次は七味を足してみよう。

 

タコ

大阪には至る所にたこ焼き屋がある。

よくまあこんなにあるものだと感心してしまう。こんなにあっては儲かるまいとも思うのだが、大阪の人はよっぽど好きなようで店の数が減る事はないようだ。

大阪は食い倒れの街なんて言うが、大阪が産んだ食文化の最高傑作がたこ焼きだと思う。かく言う自分もたこ焼き好きだ。タコをあんなに美味く食せる料理法を編み出すなんてあっぱれだ。

今日もたこ焼きを食べた。

たこ焼き屋はそれなりに繁盛してないといけない。暇そうにしているところだと鉄板にストックしているたこ焼きを頂く事になるのだがこれが良くない。ストックされている間にじっくり火が通ってしまって中までカチカチになっている。

食べるなら忙しくクシを使っているところが良い。当たり外れなく、いつも出来立てをいただけるから。

少し肌寒くなったこのくらいの時期に、

店のベンチでハフハフしながら食べるたこ焼きは最高さ。

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かぜ

馬鹿は風邪を引かない、なんてよく言いますな。僕のようなボンクラが、6、7年風邪を引いていない事を考慮するとあながち間違ってはいないのかもしれない。

そんな僕でも中学生くらいまでは何回か風邪を引いて、熱を出したことがある。

熱を出すと、周りの人がずいぶん優しくなる。こちらとしても「俺は熱が出てんだぜ」と威張ってみたくなる。病院に行くのも熱が高い方が威張っていられる気がする。そんな具合だからお医者さんは大して酷くない患者にも「こりゃ大変だ!」なんて言った方が患者としては安心するものである。間違っても「大した風邪ではありません」なんて言ってはいけない。言われたらけっこうがっかりする。若者の風邪なんて結局、1週間もすれば完治することは誰だって知っている。

結局、病気が大したことない患者には「えらい病気だ」と言っておいて、重病者には「大したことない」と言えるのが医者のテクニックかも知れない。

さて、次はいつ威張れる日が来るのかな。あ、馬鹿は風邪ひかねえのか。

 

あい

ロシアの文豪トルストイの「アンナカレーニナ」という小説に以下のような言葉が出てくる。

「多くの女性を愛した人間よりも、

たった一人の女性だけを愛した人間のほうが、はるかに深く女というものを知っている。」

会社の先輩で猛烈にモテてきた先輩がいる。女遊びを極めてきたと言っても過言ではない。その代償として37歳にして未だ、独身、貯金ゼロという遊びっぷりではあるわけだが。

僕にはそんな生き方は到底出来ない。

そのエネルギーには驚くしかない。

一方で冒頭のトルストイの言葉に帰ると、やはり一人の女性を愛し続けることの方がいかに難しいか。ということを最近、親しい友人の話を聞いてから思うのである。

人を愛し続けることが以下に、苦痛を伴うか、一方で一見、矛盾しているようだが愛し続けることが自分の幸福にも繋がるのだとトルストイは小説で語っているのだと思うんです。

 

人間らしく

「人間らしくやりたいナ」

ずいぶん昔のウイスキーのコピーだ。「人間らしく」って僕はカッコ悪さだと思う。嘘ついたり、見栄を張ったり、ずるかったりね。

良き人であろうとするが故に嘘をついてしまうんじゃないだろうか。

虚の中に真実があって、真実の中に虚がある。

もちろん、嘘つき過ぎるのは良くない。

でも、たまには醜い己をさらけ出すと案外、美しくみえたりするのかもよ、

 

失恋

先日の続きで男と女で一つ書いてみよう。

失恋休暇というものが一部企業であるらしい。2005年にとあるマーケティング会社が導入したのが始まりらしい。

失恋が死ぬほど苦しいのは誰でも一緒ということか。ただね、野暮を承知で言うと女の方がやはり失恋した時の対応は上手だわな。アイツら失恋すら楽しめる余裕を持ってやがる。女の子が失恋するとその子が属するグループは大騒ぎになる。これは美味い話の種ができたと言わんばかりに狂喜して、ヒソヒソやり始める。当の本人も失恋で痩せたとか眠れない、夜通し泣いたとか何とか言って、悲劇のヒロインをよろしくしている。

男はこうはいかないものだ。

「振られちゃったよ」と周囲におどけて見せるのがやっとで、夜な夜な一人で誰にも言えず涙するしかない。

男は孤独、これにつきる。

というと、格好つけすぎか。

さいこ

子どもの頃、グルメ番組を見ては「こんな美味そうなものを毎週食べられるなんて芸能人は最高の職業だな」と思っていた。

他にも、超人的なマジックを披露するマジシャンや心霊番組が好きだった僕はテレビの中の非日常を見ては好奇心をくすぐられていた。

先日、催眠術師と仕事をした。

収録中、出演者が催眠術にかかる様を間近で見る事が出来た。

指と指が離れなくなるとか椅子から立ち上がれなくなるとかね。

収録後、ディレクターの目を盗み、催眠術をお願いしたんだが、これが、まったくかからなかった。

警戒心が強い人はかからないらしい。

 

うーん、少年の頃の自分であれば。