帰省にまつわるアレコレ
帰るのことのできる故郷がある、というのはやはり尊いことだと思う。僕の母親は若くして両親を亡くしているから帰る故郷がない。当然、僕も母親の実家に行ったことはない。母にとっては寂しい事だろうと、推測はつく。まあ寂しいと母の口から聞いたことはないのだが。
とは言え、そんなに有難いものでも毎日いるとその大切さは薄らいでしまう。
3日もいるともうダメだナ。
「マヨネーズ買い忘れたから買ってきて。あんたの好きなポテトサラダ作るから。」
「はい、はい」
「お風呂早く入んなさい」
「あとでね」
「早く寝なさいよ」
「…」
「それはそうと、お風呂入ったの?」
「黙れクソババア」
なんであんなに母親はアレコレ言うのだろうか。
帰省した当初はお互いハッピーなのだが、3日もたつと毎回こんな感じだ。
帰省も1泊2日くらいがいいのかもね。