人見知りの生意気

日々の記録を。

100de名著は今週から漱石特集。

「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。」夏目漱石  坊ちゃん

作品は新米の教師が愛媛で働き始めるというもの。主人公は冒頭の通りの性格だから先輩の先生や生徒と何度も衝突する。僕はこの作品は大人の世界との出会いが大きなテーマだと思っている。親譲りの無鉄砲な主人公は言わば、子供の中の子供。「大人なんて汚いよ…」と言って廊下にツバ吐いてたあの頃のまま。

 坊ちゃんを読んでいると中学生の時、友人が「自分に嘘をつくのがつらい。作り笑いを浮かべている自分が嫌だ」と言っていたことを思い出す。自分もまさにその意見に賛成していたわけだが大人になるとそうはいかない。本当にいろんな人の立場やプライドやカネが入り混じっている大人の世界で、若造が一人粋がったら潰されてしまう。それでも我を貫くのか、折ってしまうのかはその人次第。

漱石は坊ちゃんでそこの所を描きたかったのではないだろうか。

そう考えると冒頭の書き出しは秀逸。

 

とまあ、ちまちま書いてきたわけだが、こんな事はどうでもいいから癒されよう。

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