水溜り日記

日々の記録を。

かぜ

馬鹿は風邪を引かない、なんてよく言いますな。僕のようなボンクラが、6、7年風邪を引いていない事を考慮するとあながち間違ってはいないのかもしれない。

そんな僕でも中学生くらいまでは何回か風邪を引いて、熱を出したことがある。

熱を出すと、周りの人がずいぶん優しくなる。こちらとしても「俺は熱が出てんだぜ」と威張ってみたくなる。病院に行くのも熱が高い方が威張っていられる気がする。そんな具合だからお医者さんは大して酷くない患者にも「こりゃ大変だ!」なんて言った方が患者としては安心するものである。間違っても「大した風邪ではありません」なんて言ってはいけない。言われたらけっこうがっかりする。若者の風邪なんて結局、1週間もすれば完治することは誰だって知っている。

結局、病気が大したことない患者には「えらい病気だ」と言っておいて、重病者には「大したことない」と言えるのが医者のテクニックかも知れない。

さて、次はいつ威張れる日が来るのかな。あ、馬鹿は風邪ひかねえのか。