イロツヤ
「英雄色を好む」なんて言葉がある。
小説家に関しても似たようなところがあり、太宰治や永井荷風など女性遍歴を抜きにしては人生を語れない人は多い。
駆け落ち、不倫なんて当たり前で太宰治に関しては一緒に自殺してくれる女性が現れる。
変わり者が暮らしやすい社会ほど良い社会だとするなら、その点では昔の方が暮らしやすかったのかも知れない。
現代は自由、平等を掲げる社会である。
経済格差は悪であり、なるべく多くの人を平均値に近づけようとする。
自由に商売すればするほど儲かる人、儲からない人が出るのは当たり前なんだから、自由と平等を並立にしてしまうのは矛盾してるわな。
この事は生き方にも言える。変わった行動をとるものは徹底的に排除される。
SNSや芸能界なんて最たる例だろう。
つまらない世の中になりつつあるのかもナ。
友人が彼女に振られたなんて塩っぱい報告をしてきたから、男と女というテーマで書こうと思ったんだがおかしな所に着地してしまった。
まあいいか。