人見知りの生意気

日々の記録を。

同様に確からしい

デキる男は靴の手入れが行き届いていて高級感のあるものを履くと昔、何かの本で読んだ。

1ヶ月ほど、穴の空いた黒のスリッポンを毎日履き続けている僕は、どうやらデキる男ではないようだ。

デキる男は時間を無駄にしない。

僕はと言えば、無駄な時間を過ごす事は得意である。高校の頃の授業は常にぼーっとしていた。熱心な先生ほど僕と先生の温度差からか、そんな僕が目につくようで、よく注意された。

暇を持て余した僕は授業中、縦横5ミリほどのサイコロ型練り消しを作りひたすら転がしていた。それぞれの面に割り振った1〜6のナンバーのどれが出たかを記録していく。「何をやってるの?」と聞かれれば、「同様に確からしい、事を調べているんだ」と答えた。

確率のサイコロを使った問題文の最後に「同様に確からしい」という文句が決まってつけられていた。ある事象が起こる可能性や確率が等しいという意味だそうだ。

僕はこの文言が腑に落ちなかった。とどのつまり、平等なのか不平等なのかてんでわかんねえじゃねえか。この疑問自体が的外れなのかもしれない。

そんな僕をよそに、教室のデキる男たちは、確率の問題を処理していた。