水溜り日記

日々の記録を。

敷居

「敷居が高い」という言葉がある。

「高級な店に入りづらい」という意味で使うのは誤用らしい。

「不義理、不真面目があってその家に行きにくい」が本来の意味。

大阪に来てから4年以上経つが、ずっと同じ店で散髪してもらっている。そこは学生の時、住んでいたマンションから近かった。卒業を期に引っ越して遠くはなったが、片道40分かけて今も行っている。40分はさすがに遠く、不便だ。

けれども、店を変えると、馴染みの美容師さんに不義理な気がしてどうしても変えられない。美容師さんは髪を切る事に関して、プロフェッショナルであり、プライドもお持ちだと思うのだ。

常連さんが他店に浮気してしまうのは、相当な悔しさを伴うはず。

そこまで考えるととてもじゃないけど店を変える勇気がなくなってくる。自ら敷居を高くする必要はないと思うのだ。