万引き家族
少し前の話だが万引き家族を観た。
本筋やらそれに対する感想は置いておくとして、食事のシーンが素晴らしかった。
是枝監督の作品は基本的に食事が
重要な役割を担うことが多い。
例えば、海街ダイアリーでは
いわしフライ、生しらす、カレー、梅酒などなど作中にいくつも登場人物の思い出の食べ物が出てくる。
今回は特に万引きで生計を立てるくらいだから、「生きる=食べる」の図式が
明確に示されていたと思う。
匂いや食感、温度、味が伝わるようなシーンがいくつもあった。
他人と五感を共有する方法は食事以外にはなく、いかに人間関係で食事が重要なのかを再認識。
食べれる事を心から楽しめる人間になりたいものだ。
あっ、料理が主題の映画じゃないからね。